集合知の活用に向けて: AT&T、オープンソースの企業向けAIマーケットプレイスを各社と共同で構築

AT&TとTech Mahindra社、新しいAIプラットフォームAcumosを The Linux
Foundationがホストするオープンソースとして発表

【2017年10月30日米国・ダラス発】-AT&Tは、誰もがAIを利用できる環境の構築を目指しています。そのために、Tech
Mahindra社と共同で、AIアプリを容易に構築、共有、展開できるThe Linux
FoundationにホストされたオープンソースのAIプラットフォーム、Acumosの構築を進めています。このプラットフォーム上では、AIアプリを容易に利用、改善できるマーケットプレイスが提供されます。

SFの世界の話だったAIは過去数十年間にわたり進化を遂げ、今日では経済を牽引するデータビジネスの重要な一部となりつつあります。一方で、新たなAIアプリの開発は複雑かつ多大な費用を伴います。企業が顧客の要求に継続的に応えるためには、誰もが容易にアプリの再利用や展開を行えるようにするための新たな手段を構築する必要があります。

例えば、映像分析向けのAIアプリを開発したい場合、Acumosプラットフォームにはロケーション追跡や顔認識など、必要とされるさまざまなアプリが既に用意されています。シンプルなインターフェースでAI機能を選択し、自動的に連結したり、すべてをひとつのアプリとして機能させたりすることが可能です。映像分析を行う場合、背景情報からの撮影場所の特定や人物の特定といったファンクションを、単一のインターフェースと最小限の追加コード作成により実現します。

さらに、Acumosプラットフォームはコンテンツのキュレーションや自動運転車、ドローン、拡張/仮想現実などにも活用することができます。

AT&T LabsのAdvanced Technology担当バイスプレジデントであるメイジン・ギルバート(Mazin
Gilbert)は、次のように述べています。「我々は、ウェブサイトを作成するのと同じくらい簡単にAIアプリを構築して展開できることを目指し、Acumosプラットフォームのオープンソース化を決めました。AT&TはTech
Mahindra社との協力の下、ネットワーク分野でAIの業界標準を確立する取り組みを進めています。AT&TとTech
Mahindra社は、AIをグローバルで連携させてあらゆるAIネットワークアプリとサービスの基盤を形成するために、さまざまな企業に参加を呼び掛けています。」

Acumosプラットフォームはオープンソースで構築され、今日利用できるさまざまなAIツールをお互いに連携させることにより、デベロッパーや企業によるAI活用を実現します。

「AT&Tは通信、メディア、テクノロジーの分野においてAIを活用するために、まずはネットワーク向けにこの取り組みを開始しています。本プラットフォームは誰でも開放され、利用者の増加に伴ってより改善していきます」とギルバートは付け加えています。

本プラットフォームのエンジンには、シームレスなネットワークエクスペリエンスを提供する、AT&Tの次世代のプラットフォーム、AT&T
Indigoが使われています。

Tech Mahindra社のシニアバイスプレジデント兼Strategic Business Unit責任者であるラマン・アブロル(Raman
Abrol)氏は、次のように述べています。「Tech
Mahindra社は過去数年間にわたるAIソリューションへの投資を通じて、AIを簡素化し、導入を拡大する機会を広げてきました。Tech
Mahindra社はAT&Tと連携して企業によるAI活用とビジネスモデルの変革を支援し、データの可能性をさらに広げるとともに、企業の業績改善を支援します。企業によるAI展開の加速と産業化を進め、人々の暮らしや仕事、余暇をより良いものにするためにデベロッパーや企業の連携をさらに強化することが、Acumos
Projectの最終的な目的です。」

The Linux Foundationのエグゼクティブディレクターであるジム・ゼムリン(Jim
Zemlin)氏は、次のように述べています。「AT&TとTech Mahindra社は、Acumos
Projectにおいて、デベロッパーのコミュニティにAIと機械学習ツールを普及させるための先導的な役割を担っています。Acumosプラットフォームを成功に導くためには、デベロッパーがAIを容易に関われるようにするだけでなく、プロジェクトを望ましい方向に進められるようにエコシステムを誘導することが重要です。」

我々はすでに、仮想ネットワーク向けのオペレーティングシステムであるONAPを同様のモデルで立ち上げており、さらにはECOMPと呼ばれる独自のプラットフォームを開発したうえで、The
Linux Foundationを通じてオープンソース型としてリリースしています。

Acumos
Projectではこのアプローチをさらに見直し、最初のフレームワークを可能な限り迅速にオープンソースとしてリリースします。これにより、デベロッパーコミュニティはプラットフォーム開発のさらなる迅速化が可能になります。AIはあらゆる企業にとって、急速にその必要性を増しています。誰もが使用でき、改善できる共通のプラットフォームを確立することは急務です。

Acumosプラットフォームの提供時期と詳細についてはwww.linuxfoundation.org/press-release/linux-foundation-host-acumos-project
をご覧ください。参加を希望する企業はwww.acumos.org
をご覧ください。

AT&Tについて

AT&T Inc.(NYSE:T)は世界中の極めて多数の人々と組織が重要なエンターテインメント、モバイル、高速インターネット、および音声サービスに接続することを支援しています。AT&Tは米国最高のデータネットワーク*上において、ユーザーの好みに合わせた方法でエンターテインメントを提供しています。AT&Tは世界最大の有料TVサービスプロバイダーでもあります。AT&TのTVの視聴者は米国に加え中南米の11か国にわたっています。また米国のワイヤレスプロバイダーとして最大のグローバルなカバレッジを提供しています**。またモビリティと高度なセキュリティを備えたクラウドインフラストラクチャを通じ、世界中の企業によるその顧客へのサービス提供を支援しています。

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Acumos、Acumos Project、およびAcumos ProjectロゴはLF Projects、LLC.の商標です。

 

*Nielsen Certified Data Network Scoreに基づきます。このスコアにはNielsen Mobile
Insights調査においてワイヤレス消費者が回答した内容、Nielsen Mobile
Performanceによるネットワークの測定結果、および121の市場を対象として2016年第2四半期と第3四半期に行われたNielsen Drive
Test Benchmarksが含まれています。

**グローバルなカバレッジに関する記載は、当社が米国の通信事業者のどこよりも多くの国において音声ローミング、音声/データローミング、LTEローミング、および世界中で使えるスマートフォンやタブレットを割引価格で提供していることに基づいています。これらの利用には、国際的なサービスが必要となり、すべてのエリアで利用可能というわけではありません。国によって利用可能なエリアは異なり、制限や禁止されている場合もあります。

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